トレンドの種類と見極め方
FX相場では、価格が一定の方向に動く「トレンド(Trend)」という概念が非常に重要です。
大きく分けると、上昇トレンド(上がっていく相場)、下降トレンド(下がっていく相場)、レンジ相場(横ばいで動く相場)の3種類があります。
トレンドを理解し、うまく波に乗ることが、利益を伸ばすコツとなります。
上昇トレンドでは、「高値と安値がともに切り上がっていく」のが特徴です。
チャート上で階段のように右肩上がりにラインが形成されていれば、上昇傾向が続いている可能性があります。
逆に、下降トレンドでは「高値と安値がともに切り下がる」ため、右肩下がりのチャートになります。
レンジ相場では、一定の価格帯の中で価格が上下に振れており、明確な方向性がないため取引の難易度が上がります。
トレンドを判断するためのテクニカル指標として「移動平均線(MA)」がよく使われます。
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けた場合(ゴールデンクロス)は上昇のサイン、逆に下抜けた場合(デッドクロス)は下降のサインとされます。
また、「トレンドライン」や「チャネルライン」といった補助線を引いて視覚的に確認する方法もあります。
重要なのは、「トレンドに逆らわない」ことです。
特に初心者は、「逆張り」ではなく、トレンドに乗る「順張り」のトレードから始める方が安定しやすいです。
相場の流れを読むスキルを磨き、冷静にチャートを観察することが大切です。