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損益分岐点を理解しよう

 

 

FXにおいて「損益分岐点」とは、取引の利益とコストがちょうど相殺されるライン、つまり“プラスマイナスゼロ”となる価格帯のことです。

 

このポイントを超えれば利益が出て、下回れば損失になります。

 

実はこのラインは、単に「売った価格=買った価格」ではありません。

 

なぜなら、FXには「スプレッド(売買価格の差)」や手数料が存在するからです。

 

たとえば、ドル/円で「買値が150.00円」「売値が149.98円」の場合、スプレッドは0.02円=2銭です。

 

この状態でポジションを持った瞬間、すでに2銭のマイナスからスタートしていることになります。

 

つまり、少なくとも150.02円以上に値が上がらなければ、損益はプラスにはなりません。

 

この「取引コスト分を回収して初めて利益が出る」という意識は、トレードを行う上で非常に重要です。

 

特にスキャルピングやデイトレードのような短期売買では、頻繁に取引するため、スプレッドの影響が大きくなります。

 

そのため、できるだけスプレッドが狭い通貨ペアや業者を選ぶことが、利益を安定させるためのポイントになります。

 

また、トレード戦略を立てる際には、「どこまで価格が動けば損益分岐点を越えられるか」を逆算するクセをつけましょう。

 

これは、エントリーポイントや利確・損切りのラインを論理的に考えるためにも有効です。

 

感覚ではなく、数字で考える姿勢が、勝ちトレーダーへの第一歩となります。