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ナンピンとは?

 

 

「ナンピン」とは、保有しているポジションの含み損が出ている状態で、同じ方向にさらにポジションを追加する取引手法のことです。

 

たとえば、ドル/円を145円で買って下落した場合、140円でもう一度買いを入れることで、平均購入価格を引き下げ、反発時に損失を早く回収しやすくする狙いがあります。

 

一見すると合理的な手法にも思えますが、ナンピンは非常にリスクの高い戦略です。

 

なぜなら、相場が思惑と逆方向に動き続けた場合、損失が加速度的に増大し、最悪の場合、資金が尽きて強制ロスカットに至ることもあるからです。

 

ナンピンをする際には、あらかじめ「どこまで相場が下がったら追加するか」「何回までナンピンを許容するか」といったルールを厳密に決めておく必要があります。

 

無計画なナンピンは、「損切りができない自分を正当化する手段」になりがちで、結果的に大きな損失を招く原因にもなります。

 

一方、相場に強い根拠があり、戦略的に行うナンピンは、リスクを抑えながら平均取得価格を調整する有効な手段にもなり得ます。

 

そのためには、十分な証拠金、明確なトレードルール、そして冷静な判断力が不可欠です。

 

ナンピンは「諸刃の剣」であり、メリットとデメリットを十分に理解したうえで使うべき手法だといえるでしょう。