ポジションとは?
FXにおける「ポジション」とは、通貨の売買を行った後に保有している未決済の状態のことを指します。
たとえば、ドル/円を「買い」で取引してまだ決済していない場合、その状態は「買いポジションを持っている」と表現します。
逆に、売りで入った取引で未決済の場合は、「売りポジションを持っている」ということになります。
ポジションを保有している間は、相場の変動によって評価損益がリアルタイムで変動します。
相場が自分の思惑通りに動けば利益が出ますし、逆方向に動けば含み損を抱えることになります。
また、ポジションを翌日に持ち越すと、通貨間の金利差によって「スワップポイント」が発生します。
このスワップは、日をまたぐたびに加算されるため、長期でポジションを保有する場合には、金利差を考慮することも大切です。
FXトレードでは、どのタイミングでポジションを持つか(エントリー)、いつ手放すか(イグジット)を見極めることが非常に重要です。
特に、初心者のうちは「ポジションを持つ=損益の発生が始まる」という意識を持ち、安易にポジションを取らないよう心がけましょう。
ポジション管理を適切に行うことで、冷静なトレード判断ができ、リスクを抑えた運用につながります。